<来年はバックハンドで勝負!>
昨日、久しぶりに梅澤さんに電話をした。僕が「ご無沙汰しています」と言ったら、梅澤さんも同時に「ご無沙汰しています」と言った。

「ワクチンは打ったんですか」と聞いたら、「打ってません」ということだった。

「渡辺さんは?」と聞くので、「僕は医者には行かないタイプなので、ワクチンは打っていません」と答えた。

「打った方がいいんじゃないですか」と言うので、「ガンになっても、医者には行きません」と答えた。

「社長は?」と聞くと、「社長は打っています」ということだった。商人系は良識があるので、打つチャンスがあれば必ず打つと思っていた。

そして、「実は、今月初めに反射板を作って、バックハンドで板打ちをする練習を始めました」と続けた。

「ウェブで売っている反射板じゃあないんですか」と梅澤さん。

「ケーヨーデーツーで、タテ60cmヨコ90cmの板を買ってきて、角度の調整ができるように作ってみました」と説明した。

そして、『対戦相手のバック側の位置に、卓球台から30cmほど離して置き、フォア側の卓球台の角に小さい反射板を置いて、ドライブ系のサーブを小さい反射板に向かって出し、返ってきたのをバックハンドで大きな反射板に打って、練習しています』と説明した。

「小さい反射板?」と梅澤さんが言うので、「この前持って行って見せたじゃありませんか」と言ったのだが、梅澤さんは全く覚えていないようだった。

もう、2年半ほど前になるが、梅澤さんが、『卓球マシーン以外にどういう練習をしているんですか』と聞いたことがある。

「手製の反射板を使っています」と答えると、『やはり、そうですか。卓球マシーンでいくら練習しても強くはならないんです』と言う。

驚いて、『卓球マシーンで練習しても強くはならないんですか』と聞き返すと、『そうなんですよ。うちの会員で、1年休んで、卓球マシーンを使って毎日数時間練習した人がいたんですが、1年後に戻って来たときには弱くなっていました』という答えが返って来た。

梅澤さんが、『反射板を一度見せてもらえませんか』と言うので、翌日、丸善のお店の方に持って行った。

梅澤さんは、反射板がラバーと同じ大きさだったので、「こんなに小さいんですか」と驚いて、友人が大きな反射板を使って練習している動画を見せてくれた。

「これだと卓球マシーンと違って強くなるんです」と言う。

「こんな小さな反射板をどうやって使うんですか」と言うので、「実は、ラバーを4枚張った大きなのも3つあって、小さな反射板を卓球台の角において、ドライブ性のサーブを当て、返ってきたのを大きな反射板に打ち返して練習しています」と説明した。

すると、梅澤さんは、お店の2階においてある卓球台の端に反射板を置いてドライブ性のサーブを当てようとしたが、何回やっても当たらなかった。

梅澤さんはショックを受けたはずだが、反射板のことは全く覚えていなかった。10年前の梅澤さんの記憶力は驚くほど良くて、スケジュールを管理するソフトなどは使っていなかったが、3年ほど前からスケジュールを管理するソフトをこまめに使っている。しかし、周りの人の記憶力がもっと悪いので、全く気にしていない。

梅澤さんの記憶力の低下は3年以上前から気がついていたので、フォスファチヂルセリンを勧めようと考えていたのだが、本人が気にしていないので勧めることはできなかった。人間は、周りの人との比較で問題がなければ、能力が低下しても気にしないのだと気がついた瞬間だった。 

電話の最後に、『まだ、始めたばかりなので、10球ぐらいしか続かないのですが、100球つづくようになったら電話します。5月ごろになると思いますので、よろしくお願いします。来年はバックハンドで勝負です』と言ったら、『その頃は、きっとコロナも収まっていますね』と梅澤さんが答えた。

2021/8/30

<それじゃあどうする35>
ピノキオ化が悪化した翌日のことだったと思うが、夕食時に息子と一緒に八仙宝珠丸を7錠飲んだ。八仙宝珠丸は督脈が緩む。督脈が緩むと脳の機能が上がる。それで、毎週土曜日の夜、7錠飲んでいたのだ。

夕食が終わって立ち上がって歩いたら、わずかに歩きやすくなっていた。ピノキオ化は脳の問題なのだと思った。肝機能が上がり続けているので、足の筋肉に柔らかい部分と硬い部分が混在し、日々柔らかい筋肉が増えてきている。そういう複雑な筋肉の状態を制御するには脳細胞の数が足りないのだろう。

八仙宝珠丸は二人とも最後の7錠だったので、新たに購入しようとしたが売っていなかった。ウエブ上を探し回ったが、どこにも売っていなかった。<続く>

2024/8/13